HG(1/144)  Vガンダム

v00

またしても20年ほど前の昔話から。
スーファミからプレステとコンシューマ機が大きな流れを
作っていた頃です。

おもちゃ業界では年一回「おもちゃショー」なる展示会があります。
毎回展示会場裏ではドタバタがある訳ですがこの頃 各メーカーから
立体物に混じってゲームソフトの展示も増え始めたのです。
最初は「おもちゃショーなのにゲームを出してやがる」といった
雰囲気が強く出展側も あくまで「ひっそり」とでした。

しかし既に「子供の遊び」のトップはゲームでありゲームを作れる
メーカーはもとより、作った事もないメーカーまでもが次第にゲームソフトを
新商品の主力に据えるのは時間の問題、といったところでした。
気がつけば「おもちゃがメインなのかゲームがメインなのか
よくわからないショー」になっちゃった訳でゲーム開発に予算を持っていかれる
形に、反発も少なからずあったと記憶しています。

結局、ゲームの方が独り立ちした格好となり今で言う「ゲームショー」が
誕生したのです。

「Vガンダム」が放送されたのはそんな頃です。
もう一度子供にガンプラを提供する、という事で主人公は共感して貰うべく
ターゲット層と同じ小学生~中学生の年齢、明るく爽やかに、
ガンダムは変形+合体、番組の進行に合わせてパワーアップパーツを盛っていく。
(RPGで装備をどんどん強くしていく感覚を狙ったもの)
既に「プラモは組むのがめんどくさい」と言われていたのでVフレームという
骨格にパチパチとパーツをはめ込むだけのお手軽仕様。
「ビルドファイターズ」のメイジンカワグチのモデルでもある川口名人が
「お猿でも組める」と言ったアレです。
(余談ですが僕ら世代からすると川口さんじゃなくて そこは小田さんだろw)

万全の構え....のハズだった。

「日本サンライズ」が「サンライズ」になった大人の事情やアニメ製作が
セルからデジタルへと移行する直前だった事、SDガンダムで育った世代を
取り込むにはまだ早かった事、そもそも予算が...等。
かなり深刻な状況だったようです。

加えて内容が「とても週末夕方の子供向け番組」とは思えないエグいもの
だったのです。放送終了後アンケート調査で「ガンダムって怖いもの」
「トラウマになった」なんて意見もありました。と同時にこのVガンは
後のエヴァンゲリオンが生まれるキッカケにもなったそうな。


結果は散々で後に業界では「Vガン絡みの商品企画は通らない だって
売れなかったんだもん」て言われる始末。
ここ数年になってようやくスポットが当たるようになったのは おそらく
ネットのおかげで「水面下に熱心なファンがいる」事が判明した為かと。

富野御大の数々の狂言(?)や劇中のイカれたシーンに目がいきがちで
かつ50話近くもあるせいでとても他人に勧めるなんて出来ない
作品ですが「こんなの狙って作れたもんじゃない」と好きな人は
とことん好きな作品。 それが「V(ヴィクトリー)ガンダム」

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時間は有限なり

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